うちの周辺が猫の小便(スプレー)で臭くなり始めた話

ペットのこと

うちにやってきた野良猫を飼い始めて半年を過ぎました。

そんなうちの猫ですが、もともと野良猫ということもあって家の中と外を自由に行き来できるようにして飼っていました。

しかし今は家の外に出さないようにしています。そこに至るまでの話ですが、今回は家の中も外も猫の小便(マーキング・スプレー行動)臭くなってきたこととその対策について

うちの猫紹介

三毛猫のメス。推定年齢1歳半くらい。避妊手術(うちにやってきた半年前に)済み。この時は日中だけ外と中を自由に行き来できる状態。

うちの周辺環境について

ご近所の住宅事情

うちがあるのは田畑が多く広がっているかつては農村地帯であっただろう場所。茨城県は北海道に次ぐ、農業の盛んな自治体ですからね。

周囲にはまだまだ多くの田畑があり、住宅もあまり密集していません。集合住宅もほとんどないですし、先祖代々ずっと暮らしているような人が多い地域です。

野良猫事情

うちに追いやられるようにして野良猫が居着いてしまったことからもわかるように、野良猫の数はかなり多い地域だと思います。

私がこの地域で生活するようになって毎日通勤(片道30分)で車を使うのですが、冬以外の季節は、ほぼ毎週のように猫かもしくは狸の亡骸を見かけます。

そしてタチの悪いことに、野良猫だか飼い猫だかわからない個体も数多くいます。首輪がついているけど警戒心だけはやたらと強い個体、首輪がないのに家の中まで上がってきて餌をねだる個体、などなど。

犬のことでいうと、リードにつながずに散歩している姿も少ないですが目にしますし、さらに犬を放し飼いにしている(徘徊している姿を時々目にします)家まであります。そんな地域です。

スプレー(マーキング)行動に気づいたきっかけ

初めての粗相

その時はただの粗相として片付けていたのですが、後から考えるとスプレー行動の走りだったのかもしれないなと思えるのが、初めての粗相です。それも大小両方セットで。

この時はまだ自由に外出させていて、大抵はうちの敷地内で排泄を済ませ、夜だけは自宅のトイレを使うという生活だったので、トイレの砂が気に入らなくてそうなってしまったのかと思っていました。

臭いが残ると同じ場所に排泄するということだったので、念入りに掃除をするとともに、猫の小便の臭いというものが私の中にしっかりインプットされるきっかけにもなりました。

トイレで排泄しなくなる

その粗相があってからだったのか、それ以前からだったのかはっきりしませんがそのあたりからトイレで全く用を足さなくなりました。しかし、粗相は全くありません。

どこからか臭ってくる小便臭さ

でもふと、なんかどこからか小便臭さが臭ってくることに気づいたんですよね。粗相した時の掃除が不十分だったのか、そう思って犬のようにクンクンと臭いを嗅ぎ分けていくと、どうやら外との出入り口付近で臭いがするんですよね。

でよく嗅ぎ分けていくと、屋外との出入り口付近に中にも外にも小便くさい部分があったのでした。

それも粗相という感じではなく、しっかりと壁やドアの垂直面に向けて吹きかえられているようでした。


スプレー行動の原因は?

部屋の模様替え?

部屋のレイアウトを変えましたが、だとすれば自分のものだと主張するような場所にスプレー=マーキングするはずです。今まであったものが移動したり、なかったものが新しく設置されたのであれば、それに対してスプレー=マーキングするのではないかと考えられます。

今回はレイアウト変更とは関係のない(人間にはそう見えるだけかもしれないけど)屋外との出入り口付近にマーキング=スプレーがあったので、部屋の模様替えが原因とは考えられませんでした。

客人が頻繁にきたこと?

滅多にうちに客が来ることはありませんが、このころは何人か仕事関係の客人が来ることがありました。それが不安を書き立て、スプレー=マーキング行動に繋がったのでしょうか。

その可能性は否定できませんが、うちに来た来客は3人程度です。毎回1〜2時間程度ですし、これが原因というのはないんじゃないかなと考えました。というか、これが原因だと一番困るかもしれません。

他所の猫や野良猫の影響!

そして結局行き着いたのが、他の猫の影響ではないかということ。

思い返すと、窓越しに野良猫を威嚇(というより驚きの悲鳴に近かった)しているのを耳にしたことや、家の敷地内で他所の猫とにらみ合っている姿を目にしたことがあり、おそらく他の猫の存在が不安でスプレー=マーキング行動を取ってしまったのだろうと結論づけました。

対策

しっかりと匂いを落とす

まずはついてしまった小便の匂いをしっかり落とすこと。

  • あまり薄めずにキッチンハイターでふく
  • 灯油で仕上げ

この2つの手順で匂いを落としかつ匂いをつけるという対策をしました。これでもううちの猫はこの辺に小便を撒き散らさないだろう、そう思っていたら違う問題が発覚しました。

どうやら家の外にマーキングしているのはううちの猫だけではなく他所の猫だ、ということ。

まあ普通に考えたら当たり前のことなのかもしれませんが、家の外では猫同士のスプレー合戦が繰り広げられていたのでしょう。そりゃうちの猫も自分ちのすぐ外壁に小便撒き散らされたらたまったもんじゃないでしょうね。人間に置き換えるとすぐ理解できます。恐ろしすぎますね。

野良猫を寄せ付けない

野良猫などの他所の猫がやって来てしまう理由

野良猫が寄って来るのは食べ物があるからということもありますが、

”他の猫の匂い”

というのが、他所の猫を呼ぶ原因になるようです。ということはうちの猫がここにいることがわかる限り、他所の猫はその匂いをたどってやって来てしまうということです。

つまりうちの猫が外に出れないようにする

これがおそらく他所の猫がやって来るのを防ぐ一番の対策になるのではないでしょうか。もちろん、家に来た野良猫に餌をやるなんていうのは言語道断です。

匂いを落とした上でアルミホイルを貼る

他所からやって来る猫がスプレー=マーキングをしているのだとすると、しっかり匂いを落としたところで同じようにマーキングが繰り返されることになると思います。それを防ぐには、

匂いを消した上で、寄ってこないようにする

アルミホイルをただ貼るだけ

その対策に使ったのがアルミホイルです。アルミホイルをただ敷くだけ。これのおかげかははっきりしませんが、設置後一週間ほどたった今もまだマーキングされていません。

他にもいろいろ対策方法はあるようですが、一番手軽にできる対策の一つだと思うのでアルミホイル、おすすめです。

最後に

猫を外に出さないのはスプレー=マーキング対策だけではない

今回スプレー=マーキングがきっかけで猫を外に出さないようにしたのですが、やっぱり飼い猫が自由に外に出て行けてしまうのは問題があると思います。

その一つに、排泄の問題ですね。今回のはうちの敷地内の問題でしたが、うちの猫が他所の家や公共の場所で排泄をしている可能性も否めないわけで、やはり飼い主のマナーとして猫を外に出すときはしっかり管理できる状態(リードに繋ぐなど)にしないといけないなと思った次第です。