前回は急遽子猫を預かることになってやったことをまとめました。
今回は里親を探したことについての記事です。実は私はこの里親探しに関しては全くタッチしていません。実際に里親さんにあって猫をお渡しするところだけで関わりました。なので、いかにして里親さんが見つかったのかは聞いた話になりますが、こちらも参考までに記録しておきます。
発見者の行動の早さ
自分の家では買えない(賃貸)なので一時預かれる人を身近で探す
子猫の発見者であり、職場に連れてきた本人は、自宅で買えないことがわかっていたため、まずは一時的に猫を世話してくれる人を探します。これに関してはまずはSNSを使わずに、直接連絡を取れる人伝いで探すことにしました。というのも、物理的に近くにいる人で、かつスムーズに猫を渡せる人でないといけなかったからです。
結果、同僚の家族である私のところに話が来て、その方の職場まで20分ほどの距離だったので、たいして時間もかからずに引き取ることができました。このときに見つからなければ、SNSを使ったかもしれないとのこと。ただ、今回はそこまで考える間も無く一時的に世話してくれる人間(私)が見つかったようです。
もしもこの子猫たち警察や保健所に届けると
警察では、健所に連れていくことを勧められると思いますが、とにかく遺失物として届けたいということになると、二、三日ほどの公示期間を経て持ち主が現れない場合は処分されてしまうようです。
保健所に届けると、一週間程度の間に元の飼い主や里親、ボランティアや動物愛護団体の方などに引き取られない場合は殺処分されてしまうようです。
もしも保健所に引き取られた猫を引き取る場合は
保健所には少なくない猫が保護され、引き取り手が見つからない場合は殺処分されてしまいます。
では保健所にいる猫を引き取ろうと考えた場合、どのような手続きが必要になるのでしょうか。
保健所や動物愛護センターから猫を迎えるには、いくつかの条件をクリアする必要があります。細かな条件は自治体によって異なりますが、およそ以下のようなものです。
1.保健所や動物愛護センターの管轄する自治体に住んでいる
2.成人である(年齢の上限を設けている自治体もあります)
3.家族の同意がある
4.動物を終生にわたり、責任を持って飼育できる
5.動物を飼うことのできる住宅に住んでいる(証明書が必要な場合もあります)
6.動物を飼うための時間的、経済的余裕がある引用:peco(ペコ) https://peco-japan.com/
上の引用からもわかるように、保健所から猫を引き取るには少々ハードルが高いようです。これではなかなか保健所から猫を引き取る気にはならないですし、諸々の手続きにかかる時間を考えると、単純に猫を引き取るための時間が作れない場合もあると思います。でもこういう制度になってしまったのは、安易に動物を飼ったり、買ったり、捨てたり、放置したりする人間がいるからなんですよね。
SNSで里親募集を拡散
一時的な預かり手が見つけると同時に、SNSを駆使して里親募集情報を拡散です。最初に保護した直後に子猫たちの写真を撮り、それを添付して、身近な人にも協力を募って情報を拡散しました。子猫たちをうちで預かれるのが一週間くらいだと伝えていたので、その機嫌を明確にした情報も載せました。こうして拡散すること二日ほどで、他県の愛猫家さんが2匹引き取りたいという話が確定し、五日後には同僚の友人が2匹引き取りたいということになり、運良く早い段階で里親さん候補に巡り会うことができました。
SNSで情報を拡散するときの注意点ってなんだろう
私がまったくSNSをやらないのでわからないのですが、こういう情報を、正確に、多くの人に伝わっていくようにするためにはどうすればいいのでしょうか。
考えられることは、情報は簡潔でなければいけないと思うけど、必要な情報はしっかりと含めておかないといけません。場所はどこで、どこまで渡しに行けるのか、いつまでに里親を見つける必要があるのか、猫の画像、おおよその年齢、など。あげていくときりがないですね。直接やりとりする段階で詰めれば良いことは、載せる必要はないですよね。場所は必要でしょうが、どこまでなら渡しに行けるかなどの情報は、直接のやりとりを始めてからで良いことだと思います。
六次の隔たりってやつ
それから情報を拡散したいということなので、多くの人と繋がりを持った人に情報を発信してもらうのが一番早いことだと思いますが、そういう存在と繋がっていないという人でも、数人のつながりをたどった先にそういう存在の人と繋がっている可能性はあります。
「六次の隔たり」っていうのは
全ての人や物事は6ステップ以内で繋がっていて、友達の友達…を介して世界中の人々と間接的な知り合いになることができる
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ということのようです。諦めずに発信すると、思いもよらない数の人に情報が伝わる可能性もあるのです。
里親さん候補と会う
里親さんはすでに候補ではなかった
里親候補の二方とも、私の家まで来てくれるということで、お言葉に甘えて自宅で待つことにしました。二方とも愛猫家なので、移動で子猫の負担をかけたくないという考えもあったのでしょう。そして二方とも、うちにいらしたときは、会ってみて決めるというよりは、よっぽどのことがない限りは引き取って連れて帰ることを決めているようでした。
なので、なるべく早く子猫を渡す用にしましたが、ちょっと無駄に引き止めてしまったかもしれないなあ。
おそらく、こんな感じで猫の里親になってくれると名乗り出てくれているので、もうすでに子猫に対する責任を感じていたのでしょう。鑑です。
私から伝えたこと
私から新しい飼い主さんへ伝えたこととして、私が子猫たちにどんな風に接していたか伝えました。具体的には
- 食事の頻度
- 餌の種類、あげ方
- かなりすばしっこく動けること
- トイレのこと
- 私の感じた子猫たちの性格
こんなところでしょうか。本当は体重も測っていればよかったのでしょうが、そこまでは手が回りませんでした。新しい飼い主さんたちは私より猫の買い方について精通してそうなので、特に問題はなさそうです。
終わりに
こんな感じで私の子猫育ては終わりました。新しい飼い主さんには「さみしくなるんじゃないですか?」なんて言われたけど、もう安堵という言葉しかありません。
いやあ、初めは自分に面倒見れるかどうかも不安でしたが、とにかく元気な状態で新しい飼い主さんに引き渡せてよかったです。